11月となりました。
今年は本当に涼しくなって寒くなって来るのかな?と思うくらい、ずっと暖かい日が続きましたね。でもちゃんと寒くなってまいりました。良かった。
そして近くにある神社の木々も、日に日に紅葉が進むのが観られ、僕の眼を楽しませてくれています。
さて、10月には大阪の知人のお寺で上演させていただきました。
このお寺は未来を見据えて、色んな角度から地域との繋がりを模索し、沢山の活動を行っているところです。若いご住職はあっちにこっちにといろんな所に引っ張りだこ状態。全て全力で取り組んでいる姿には頭が下がる思いです。でも、お坊さんはこうでないとねとも思っております。
そんなお寺の夏の行事に、子どもちを集めてお寺の襖に絵を描くという企画がありました。お知り合いの画家の先生がご指導に入られて、お寺の庫裡の襖に争いのない平和な世界と全ての生命が賛美されるともいき社会を表現した絵を描いたのでした。
この日はその絵の完成披露会。
それに合わせて絵を描いた子どもたちが、襖の反対側に手形を入れました。その手形はそれぞれに松や竹などの植物の木だけが描かれており、その植物の葉が子ども達の手形で表すというものでした。楽しい企画ですね。
子どもたちは終始にぎやかに、楽しんで手に墨をつけて思い思いに手形を押していきます。とてもみんな楽しそう!そりゃそうですよね、お寺の襖に絵が描けて手形まで押せるんですから。普通なら、汚すな、壊すな!ですもんね。(まず襖が家には無いかな?)
そんな彼らが一しきり押し終えてから、人形芝居を観てもらいました。
これはご住職の、子ども達がこの日の事をしっかり覚えておいて欲しいという思いからの上演依頼でした。
上演はとても盛り上がって、1時間は楽しい空気の中で過ぎたのでした。
上演終了後に片付けを終えて、完成した襖絵、そして手形を拝見させていただきました。「これは絶対、子どもたちは将来お寺に戻って来るな!その時、どんな事を思うのかな?何を思い出すのかな?」と思い、ニヤニヤしながら眺めていましたよ。
こんな素敵な企画を全力でやっているお寺って本当にいいな!こんなお寺が増えたら楽しいな!そして、子ども達が将来お寺の襖絵を思い出した時に、この日の上演も少し思い出してくれると嬉しいなと、そう思ったのでした。
さぁ!今月も色々と伺わせて頂く予定です。
楽しい時間を届けられるようにしっかり体調と心を整えて全力で向かいたいと思っております。